2021

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高校生からのクエスチョン、大人のアンサー -山本編-
2021
2021.12.02

高校生からのクエスチョン、大人のアンサー -山本編-

10月30日に行われたシンポジウムのパネルディスカッションの中で、

「高校生から大人への質問という」コーナーがありました。

7人の高校生からの質問に対して、4人の大人パネリストが回答しています。

高校生ならではの素朴な疑問から、地域に対しての哲学的な問いまで、考えさせられる質問もあり聞き応えのあるコーナーになりました。

当日は、時間の関係で高校生1人の質問に対して、大人1人、という形での受け答えになってしまっていますが、HPにて、4人の大人パネリストが高校生からの質問にどう答えたのかを掲載していきます。

 

二人目は、山本さんの回答です。

 

Q.やることが多くて時間の使い方が難しい。そのバランスはどうしていたか?今はどうしているか?

A.私が高校生の時は興味のある事しか出来なかったので、興味のない事はやらないので、時間が沢山ありました。今は、私以外でもできる仕事は他の人にお願いしたり、パソコンで自動化しています。私がやるべき事を早く決断し、実行に移すようにしています。

 

Q.Uターンで、なんでわざわざ不便な田舎に来たのか。
なぜ、この地で起業したのか。

A.私はベルギーに住んでいる時に日本の企業様とお仕事をしていて、インターネットがあればどれだけ遠く離れていても仕事ができる事を感じていました。日本に戻ると、ベルギーにいる時よりもすぐにお客様に直接会え、言語も通じるので、日本の田舎を不便と感じていませんでした。また、デザインを考える際に自然にインスパイアされることが多く、都会にいるより自然豊かな場所で暮らす方が、メリットがあると感じ、岡山に戻ることを決めました。

 

Q.経営者として、この先の地域の未来に対してどんなイメージを持たれているか

A.経営者として考えるならば、私たちのもつ資産(美しい山、川、田、畑に囲まれた私たちの暮らし)を見せることで、経済活動に繋げていけれると思います。これから先10年、国内の都会の人やシンガポール、中国都市部、香港など田舎を知らない近郊の国々へ、商品の輸出や観光、体験を提供できる場所だと考えています。

 

Q.高校生の時にやりたいことはあったのか?それが今につながっているか

A.高校生の時にやりたいことはありました。やりたい事しかしておらず、今もずっと高校生の時から同じです。やりたいことをしているとどんどんまた違うやりたいことが見つかるので、ずっと何かをしているなと感じます。(とイベントで回答しております)

 

Q.「魅力化」や「活性化」それぞの定義を伺った上で、大人の方が考える魅力的で活性化された地域とはどんなものか

A.私が考える魅力的で活性化された地域は、地域で経済活動が行われており、外貨も稼ぐことができ、仲間がいて、地域全体で子育てができる状態かなと思います。簡単に考えると、仲間と美味しいご飯を食べ、話をし、時々いろんなところから来る人をその輪に入れて仕事をし、その人と人の関係の中で子供が育つ地域。

 

Q.地域で仕事をしていくなかで、想い描いていた未来と現実のギャップはありましたか。あればどのように埋めてクリアされてきたのでしょうか。

A.最初岡山に戻った時に、デザインや物作りの仕事をしていこうと思っていましたが、当時はデザインの仕事が少なかったので、地域に求められていることで自分が出来る事を15個程考えて片っ端から試しました。
試して辞めたことも多いですが、宿を始めたり、地域の素材でプロダクトを開発して販売したりと、今に繋がっていることも沢山あります。

 

シンポジウムの様子はYoutubeにて配信中です。
https://www.youtube.com/watch?v=NZuqBPKh8W8&t=3875s

次回は松尾さんの回答を掲載します。

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