2021
高校生からのクエスチョン、大人のアンサー -丸尾編-
10月30日に行われたシンポジウムのパネルディスカッションの中で、
「高校生から大人への質問という」コーナーがありました。
7人の高校生からの質問に対して、4人の大人パネリストが回答しています。
高校生ならではの素朴な疑問から、地域に対しての哲学的な問いまで、考えさせられる質問もあり聞き応えのあるコーナーになりました。
当日は、時間の関係で高校生1人の質問に対して、大人1人、という形での受け答えになってしまっていますが、HPにて、4人の大人パネリストが高校生からの質問にどう答えたのかを掲載していきます。
まずは、丸尾さんの回答を掲載します。
Q.やることが多くて時間の使い方が難しい。そのバランスはどうしていたか?今はどうしているか?
A.「やることが多い」というのを、「①やるべきこと」「②やってみたいこと」にわけて捉えてみると良いかと思います。
(それぞれの比率なども)「①やるべきこと」があまりにも多すぎる場合は、「①やるべきこと」について本当にやるべきか再度考えて、調整した方が良いと思います。
Q.Uターンで、なんでわざわざ不便な田舎に来たのか。
なぜ、この地で起業したのか。
A.私の場合は、Uターンで東京から、津山地域に戻ってきましたが、理由は、ここが故郷だったからです。
津山市を拠点に活動をしていますが、不便さを感じてはいません。
そして、ここだからできることがたくさんあり、この地域を自分たちが最高の場所にしていこう!という気持ちで日々活動しています。
Q.高校生の時にやりたいことはあったのか?それが今につながっているか
A.高校生のときに、将来なりたい職業はありましたが、高校卒業後にはその職業にこだわらなくなりました。
その職業に向けて勉強した部分は、現在も活かされているかと思いますが、高校で学んだことは、とても多くの面で活かされていると日々実感しています。
Q.「魅力化」や「活性化」それぞの定義を伺った上で、大人の方が考える魅力的で活性化された地域とはどんなものか
A.「魅力化」とは、地域の「活性化」の一つの手段かと思います。
そして活性化された地域とは、そこに住む人たちが、自分らしく幸せに生きていける地域にするために、それぞれの視点から自ら何が必要かを考え、自律的に行動をしている、継続していることだと思います。
Q.地域で仕事をしていくなかで、想い描いていた未来と現実のギャップはありましたか。あればどのように埋めてクリアされてきたのでしょうか。
A.より楽しく仕事ができるというプラスのギャップがありました。
フォーラムでも話しましたが、「こうだったらよいな。」を考え、実行することで、仕事が生まれることもあるので、
課題がたくさんあることは面白いことだと、日々実感しています。
シンポジウムの様子はYoutubeにて配信中です。
https://www.youtube.com/watch?v=NZuqBPKh8W8&t=3875s
次回は山本さんの回答を掲載します。