“みまさか”ではたらく人物図鑑

2023
早瀬 伊吹さん

菅田株式会社 KANDAイオンモール津山店 販売スタッフ

早瀬 伊吹 さん

1999年津山市生まれ。岡山県立津山工業高校を経て、2023年大阪商業大学公共学部公共学科を卒業。同年菅田に入社。

津山から全国へ 自社商品の魅力をPR

ジュエリーや時計、プライベートブランドの宝飾品などを販売する「菅田」(津山市川崎)。全国の郊外型ショッピングセンターを中心にグループ計100店のジュエリー専門店を展開している、創業90年を迎える津山市の老舗企業だ。今春入社した早瀬伊吹さんは、人と関わるのが大好きな明るい性格を生かし、「人に夢を与える接客業に就きたい」と菅田を志望。現在は、「イオンモール津山店」の販売スタッフとして、人気のオリジナル商品「メビウス2024」シリーズをはじめとするジュエリーや時計の接客販売を行っている。「まずは地元・津山の地で親しまれる販売員として成長したい。ゆくゆくは自社商品の魅力を津山から全国にアピールしたい」と目を輝かせて意欲を語る。

高品質ダイヤモンドを使用した、ジュエリーカンダの新作「Möbius₁(メビウス) 2024」。「絆」をコンセプトにした商品

津山市に生まれ育ち、小学校2年生の時から大学卒業までバレーボールに打ち込んできた早瀬さん。中・高・大学とキャプテンや副キャプテンを務め、国体にも出場経験がある選手だった。大学卒業にあたってプロリーグへの挑戦も考えたが、地元に貢献でき、チームプレーで培ったリーダーシップを生かせる企業への就職を選んだ。

 人と関わるのが好きな早瀬さんは、「やはり接客業に就きたい」と考え、地元の有力企業である菅田一本に志望先を絞った。アクセサリー好きな母や妹の影響もあり、早くから地元の優良企業「菅田」の存在を知っていたのだ。

入社を決めたのは、会社や店舗を訪問した際に、「社員の皆さんが楽しそうでキラキラして見えた」から。「扱う商品もキラキラと輝く美しい宝飾品ばかり。人に幸せや喜びを与えられる仕事は、やりがいがありそうだ」と、迷いはなかった。

しかし入社当初は、何もかもわからないことだらけ。ジュエリーも時計もアイテムのバリエーションが多く、品質や機能、デザインなど覚えることが山のようにあるため日々勉強が欠かせない。商品説明に困った時は、「先輩がすかさずフォローしてくれるのでとても助かっています」と早瀬さんは照れながら答える。ある時、顧客の要望を聞いた上で、似合いそうなジュエリーを提案したところ、気に入って購入してもらえた。「『熱心なアドバイスでよい買い物ができた。ありがとう』という言葉をかけていただいたのはうれしかったですね」。接客を通じて気持ちが伝わり、お客さまに喜ばれたという経験が、仕事の大きなモチベーションにつながっている。「地域の皆さんに親しまれるような販売員を目指していきたい」と話す早瀬さん。その身近な目標は、店の先輩たちだ。

「イオンモールに買い物に来るたびに、先輩を訪ねて立ち寄ってくださるお客さまがいらっしゃいます。そんなふうにお客さまに頼られ、会いたいと思ってもらえる販売員になれれば」。今は地元・津山をベースに自社商品のよさを伝えることが第一だが、「ゆくゆくは津山から全国へ、菅田をアピールするような仕事もしてみたい」と、将来の夢も語ってくれた。

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