毎日の〝食〟に寄り添う
地域から愛される店に

　津山・美作地域にて弁当や惣菜、イートイン店１４店舗を展開する「つるや」。創業から約５０年、「暮らしを豊かに、いろどりｄｉｎｉｎｇ」をコンセプトに地域の食卓を支えてきた。２０２０年からは、岡山木村屋グループの一員として「おかやまキムラヤ」のパン全商品を取り扱い、さまざまな客層の心と胃袋に寄り添い続けている。「お客さまのご要望に柔軟に応えたい」。そう語るのは林野店に勤務する窪木快都さん（２１）。湯郷温泉近くにある同店は、観光客やビジネスマン、今晩のおかずにと惣菜を求める常連客、食堂を利用するファミリーなど幅広い層が来店。できたての料理が人気を呼んでいる。

窪木さんは接客から調理、売上集計までを担当。「子どものころからよく利用していたなじみのある店」だというつるやの求人募集を見て応募し、入社に至った。入社当時は慣れない接客で緊張の連続だったが、いつも明るく笑顔で接する先輩社員をお手本に、接客に生かしてきた。入社４年目の今は、来店客のささいな心の機微を感じ取れるまでになり、自信につながったという。「食事も人も温かい雰囲気が特徴のつるや。今後もお客さまに心地よく利用していただけるよう、丁寧に仕事をしていきたい」と胸を張った。

林野店

窪木 快都さん